Nursary Room Set UP!
春、感慨深い気持ちである。
私が学会に参加するときは、毎回実母に一緒に来てもらい、私は学会に参加している間、母は子どもたちのめんどうをみてくれていた。山梨、岡山には長男を、下関の学会には長男と生後8か月の娘を連れて参加した。下関は寒い11月であった。母はそのときのことを今でもよく話す。「私が、HくんとRちゃんを連れてうどん屋さんに入ると、おかみさんが『重湯をつくって差し上げましょうか』と言ってくれ、重湯をつくってくれたのよ」下関の寒い夜、高齢の母親がうどん屋さんでこどもたちと夕食を取っている様子をみてその女主人は何か事情ありで私の母を不憫に思ったのだろう。おそらく、私の母を、年老いて出産した母親だと勘違いして思わず支援を申し出てくれたらしい。今ではその話は家族の笑い話の1つになっているが、そのときは本当に母は一人で幼子2人を見知らぬ地でめんどうをみせられさぞ大変だったと思う。母上ありがとう。母との二人三脚で私はキャリアをほそぼそとつづけることができたのだと思う。本当に母の支援がなかったら今の私のpositionはいないと断言できる。
岡山は学会終了後ロープーウエイに3人で乗った。今から思うと、学会参加を通して家族で旅行に行け思い出が作れてよかったと思っている。米国の学会は、家族で参加されるため、年次大会はいつも観光地で開催される。家族同伴が当たり前の社会なのだ。
そのとき、私が学会運営に携わるようになったら託児室つきの学会にしたいと漠然とは思っていた。でも、そのときは、まさか自分があこがれのD学会の準備委員長を仰せつかるとは夢にも思ってもみなかったのが正直な気持ちだった。それから、時はすぎ、こどもたちも大きくなった。そして震災が起こり、私は被災地に着任した。
そして準備委員長を拝命した。今だ。今こそ、私が準備委員長だからこそやらなければと思った。
私の使命は、学会会員のみなさまに「心温まる学会だったね」と感じてもらうこと、そして一人でも多くの会員に来ていただきD研究の発展に寄与していただくこと、そして被災地復興支援につなげることだ。
学会のあるスペースにちいさな子どもたちの声があがる。
米国では、こどもがいるのが当然、当たり前の社会だ。日本ではそれがかなわなかった。
さて、D学会、学会会長に託児室設置をお話したら最初驚いておられた。ただでさえ異例づくめの学会だった。でも学会会長からも励ましを受け、WEBサイトに以下のとおり託児室設置のご案内をUPした。
http://www.jardis.org/events/meeting/07/nursery.html
託児室設置WEBサイトの反響はというと、
まだUPして数日だが、男子会員の方から「まだこれまでわが子を預けたことがなかったのです
が、この機会に託児室を利用しようと思っています。特にに妻が非常に乗り気で福島で家族に行く予定です」というメールを頂戴しました。
本学会は、男性研究者による託児室希望者が多く、日本の学界も少しずつであるが変わりつつある
という印象を持ち始めている。某学会の託児室設置関係の資料等を参考にさせていただき、そして利用をご承諾いただきあらためてお礼申し上げる。被災地に小さいお子様がたくさん来てくださるだけでも復興支援につながる。会員からの心温まるエール、そして関係者のみなさまのご協力を心より感謝申し上げたい。
私が学会に参加するときは、毎回実母に一緒に来てもらい、私は学会に参加している間、母は子どもたちのめんどうをみてくれていた。山梨、岡山には長男を、下関の学会には長男と生後8か月の娘を連れて参加した。下関は寒い11月であった。母はそのときのことを今でもよく話す。「私が、HくんとRちゃんを連れてうどん屋さんに入ると、おかみさんが『重湯をつくって差し上げましょうか』と言ってくれ、重湯をつくってくれたのよ」下関の寒い夜、高齢の母親がうどん屋さんでこどもたちと夕食を取っている様子をみてその女主人は何か事情ありで私の母を不憫に思ったのだろう。おそらく、私の母を、年老いて出産した母親だと勘違いして思わず支援を申し出てくれたらしい。今ではその話は家族の笑い話の1つになっているが、そのときは本当に母は一人で幼子2人を見知らぬ地でめんどうをみせられさぞ大変だったと思う。母上ありがとう。母との二人三脚で私はキャリアをほそぼそとつづけることができたのだと思う。本当に母の支援がなかったら今の私のpositionはいないと断言できる。
岡山は学会終了後ロープーウエイに3人で乗った。今から思うと、学会参加を通して家族で旅行に行け思い出が作れてよかったと思っている。米国の学会は、家族で参加されるため、年次大会はいつも観光地で開催される。家族同伴が当たり前の社会なのだ。
そのとき、私が学会運営に携わるようになったら託児室つきの学会にしたいと漠然とは思っていた。でも、そのときは、まさか自分があこがれのD学会の準備委員長を仰せつかるとは夢にも思ってもみなかったのが正直な気持ちだった。それから、時はすぎ、こどもたちも大きくなった。そして震災が起こり、私は被災地に着任した。
そして準備委員長を拝命した。今だ。今こそ、私が準備委員長だからこそやらなければと思った。
私の使命は、学会会員のみなさまに「心温まる学会だったね」と感じてもらうこと、そして一人でも多くの会員に来ていただきD研究の発展に寄与していただくこと、そして被災地復興支援につなげることだ。
学会のあるスペースにちいさな子どもたちの声があがる。
米国では、こどもがいるのが当然、当たり前の社会だ。日本ではそれがかなわなかった。
さて、D学会、学会会長に託児室設置をお話したら最初驚いておられた。ただでさえ異例づくめの学会だった。でも学会会長からも励ましを受け、WEBサイトに以下のとおり託児室設置のご案内をUPした。
http://www.jardis.org/events/meeting/07/nursery.html
託児室設置WEBサイトの反響はというと、
まだUPして数日だが、男子会員の方から「まだこれまでわが子を預けたことがなかったのです
が、この機会に託児室を利用しようと思っています。特にに妻が非常に乗り気で福島で家族に行く予定です」というメールを頂戴しました。
本学会は、男性研究者による託児室希望者が多く、日本の学界も少しずつであるが変わりつつある
という印象を持ち始めている。某学会の託児室設置関係の資料等を参考にさせていただき、そして利用をご承諾いただきあらためてお礼申し上げる。被災地に小さいお子様がたくさん来てくださるだけでも復興支援につながる。会員からの心温まるエール、そして関係者のみなさまのご協力を心より感謝申し上げたい。
by diamondquality
| 2013-03-17 11:25
| Accounting Research
This diary is prepared by a female researcher who wants to communicate to the world.....
by diamondquality
カテゴリ
全体Accounting Research
Accounting Education
Japanese Business
Japanese culture
Private
Modern Novel
未分類
以前の記事
2024年 01月2023年 12月
2023年 11月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 01月
2021年 08月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 04月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
フォロー中のブログ
生きるすべ IKIRU-...大栗博司のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
明日から授業。 |
at 2024-01-08 21:06 |
Happy New Year! |
at 2023-12-31 21:09 |
拙稿が米国会計研究学会学会誌.. |
at 2023-11-20 20:11 |
研究費申請 |
at 2023-05-05 20:27 |
Introductory A.. |
at 2023-05-03 10:22 |