米国在住女性研究者の日記

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This diary is from a researcher in the U.S.

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3月末の雪の舞

今日は、春だというのに、雪が舞っていた。季節はずれに花が咲く場合は、狂い咲きというが、季節はずれの雪はなんというのだろうか。今年は、本当に雪が多い年だった。

連峰の、白い頂ながめては、春はいつかと問うジブン。

なんて詠んだばかりだったが、

弥生の雪よ、舞うのはこの私と、桜がいう。

と思わず詠んでしまった。

本日は、東京での講義準備、学部と大学院の講義予習をすすめた。
なぜこんなにわくわくするのだろう。初めての講義、教材がすばらしいから?
いろいろな要素が合わさって私の心を揺さぶっている。
新学年、新学期。さあ、新しい学生さんを迎えよう。
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by diamondquality | 2013-03-31 23:12 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

研究会@東京

昨年末、私の専門とする総本山である学会のある委員会から参加依頼を受けた。その委員会は、昔から学会の大物だけが出席されている、私にとっては別世界の委員会ととらえていた委員会であった。その委員会のオブザーバーとして招聘されたのだ。感無量だ。そして発言を求められても、私は答えることができていた。不思議だ。私はようやく総本山である学会での自分の立ち位置を考えることができるようになってきたといえる。すなわち、今までの私は、学会での立ち位置がまったくなかったのである。それは、無名だったためか、あるいは米国在住組だったためかわからない。日本の学会にはなんだかそういった壁があったのかもしれない。私は、その壁のなかになんとか入れていただけるようになった。
 一方、米国の学会には壁はないと考えられる。いつでもどこでも出入り自由だ。ドラえもんのどこでもドア的な世界だ。そこは実力の世界で出入り自由だが自然と淘汰されている世界であり、壁がない分自分の立ち位置を知ることすらよもすれば考えられない厳しい社会といえる。
 さて、「日本からの発信(evidence from Japan)」にこだわって走ってきた管理人。気がつくと、米国からは、日本を代表する実証研究者の一人として捉えられるようになったきたようだ。英文著書によると。これからの10年の展望は?
 『「日本からの発信evidence from Japan」を超えて』Beyond Japanese evidence
を目指したい。世界の舞台で通用する実証研究をしてまいりたい。

 以上、本日は、大風呂敷を広げてしまった内容になってしまった感が否めない。でも、本日、自分の研究上での決意を表明しておきたい。
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by diamondquality | 2013-03-31 16:08 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

Female researcher....

D学会は、これまで歴代有名大学所属で、研究者としても一流の先生が準備委員長をされてきた。
今回のD学会は、会長からも「異例づくめ」と言われているように、準備委員長職もしかりであろう。米国から着任し、被災地所在する大学の研究者として白羽の矢があたっただけだと思っている。でも、D学会だけではなく、他のメジャーな会計関連学会は男性が準備委員長であることがほとんどだった。なぜ私が準備委員長なのか。私は、これまで女性研究者であることを意識して研究したり、学会報告したりすることもない。また、今回も、準備委員長が女性であることも意識していなかった。それぐらい、学会は、実力主義の世界で、性別、年齢、人種等を超えているものだと思っていた。

でもね、いろいろなことがおこる、いわゆる失敗があると、やはり女性だからとか女性研究者だからとか言われそうで悔しい。

でもね、私は、私。他の誰でもない。私しかできないこと、私らしい学会開催を目指せばいいんだと開き直っている。仕方ないもん。比較できないから。ただね、苦しいこともある。誰にも弱音をはけない。できないよーとかね。
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by diamondquality | 2013-03-26 20:33 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

Program完成!

D学会のプログラムが校了となりました。
これで印刷となり、もうすぐあがってきます。そして全会員のみなさまのお手元にプログラムが
4月1日すぎには届きます。どんな反応かな。
プログラム作成って、結構大変なのですね。これまで、平会員(今でもだが)としてあの先生が登壇されるんだ。へーすごいなという感想しかもちえていなくって。その背後にある準備委員会のご苦労まで心を寄せることができていなかったことを反省しています。
プログラムって、演者の先生に非常に配慮いたします。今回は、本当に遠方から被災地からも司会やディスカッサントをお引き受けいただき、来ていただけます。みなさま、どうしてそんなに何でもいたしますのでご指示くださいという重鎮の先生からもお返事いただきました。本当にありがたいです。準備委員長のため?ではなく、きっと被災地での開催だから、みなさま復興支援を考えてくださっているのでしょう。ありがたいです。

今回ね、演者の先生へのお礼として「純米吟醸」を考えています。ご当地ならではだからね。
みなさまは、ここ被災地にお越しにあったら、どんなギフトをお礼としていただいたら嬉しいですか
お知恵を拝借したいです。
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by diamondquality | 2013-03-23 22:28 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

Happy Moving!

年度末です。管理人引越しシーズンです。
昨日は、宿舎の荷物の搬出でした。
宿舎から研究室へ、新居へ、自宅へと3箇所へ荷物の仕訳および荷造りを母に手伝ってもらって当日朝完了しました。母上ありがとう。
そして、午後から搬出。実は、勤務地の異動があります。新研究室を見学してきました。3階の見晴らしのいいところに入らせていただくことになりました。ありがとうございます。さて、来週は、現在の研究室の搬出があります。それで落ち着くかな。
さて、今週は準備委員会の作業たけなわ。いよいよプログラム発送です。がんばります。
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by diamondquality | 2013-03-23 09:16 | Accounting Education | Trackback | Comments(0)

Nursary Room Set UP!

春、感慨深い気持ちである。
私が学会に参加するときは、毎回実母に一緒に来てもらい、私は学会に参加している間、母は子どもたちのめんどうをみてくれていた。山梨、岡山には長男を、下関の学会には長男と生後8か月の娘を連れて参加した。下関は寒い11月であった。母はそのときのことを今でもよく話す。「私が、HくんとRちゃんを連れてうどん屋さんに入ると、おかみさんが『重湯をつくって差し上げましょうか』と言ってくれ、重湯をつくってくれたのよ」下関の寒い夜、高齢の母親がうどん屋さんでこどもたちと夕食を取っている様子をみてその女主人は何か事情ありで私の母を不憫に思ったのだろう。おそらく、私の母を、年老いて出産した母親だと勘違いして思わず支援を申し出てくれたらしい。今ではその話は家族の笑い話の1つになっているが、そのときは本当に母は一人で幼子2人を見知らぬ地でめんどうをみせられさぞ大変だったと思う。母上ありがとう。母との二人三脚で私はキャリアをほそぼそとつづけることができたのだと思う。本当に母の支援がなかったら今の私のpositionはいないと断言できる。
 岡山は学会終了後ロープーウエイに3人で乗った。今から思うと、学会参加を通して家族で旅行に行け思い出が作れてよかったと思っている。米国の学会は、家族で参加されるため、年次大会はいつも観光地で開催される。家族同伴が当たり前の社会なのだ。
 そのとき、私が学会運営に携わるようになったら託児室つきの学会にしたいと漠然とは思っていた。でも、そのときは、まさか自分があこがれのD学会の準備委員長を仰せつかるとは夢にも思ってもみなかったのが正直な気持ちだった。それから、時はすぎ、こどもたちも大きくなった。そして震災が起こり、私は被災地に着任した。
 そして準備委員長を拝命した。今だ。今こそ、私が準備委員長だからこそやらなければと思った。
私の使命は、学会会員のみなさまに「心温まる学会だったね」と感じてもらうこと、そして一人でも多くの会員に来ていただきD研究の発展に寄与していただくこと、そして被災地復興支援につなげることだ。
学会のあるスペースにちいさな子どもたちの声があがる。
米国では、こどもがいるのが当然、当たり前の社会だ。日本ではそれがかなわなかった。
さて、D学会、学会会長に託児室設置をお話したら最初驚いておられた。ただでさえ異例づくめの学会だった。でも学会会長からも励ましを受け、WEBサイトに以下のとおり託児室設置のご案内をUPした。
http://www.jardis.org/events/meeting/07/nursery.html

託児室設置WEBサイトの反響はというと、
まだUPして数日だが、男子会員の方から「まだこれまでわが子を預けたことがなかったのです
が、この機会に託児室を利用しようと思っています。特にに妻が非常に乗り気で福島で家族に行く予定です」というメールを頂戴しました。
本学会は、男性研究者による託児室希望者が多く、日本の学界も少しずつであるが変わりつつある
という印象を持ち始めている。某学会の託児室設置関係の資料等を参考にさせていただき、そして利用をご承諾いただきあらためてお礼申し上げる。被災地に小さいお子様がたくさん来てくださるだけでも復興支援につながる。会員からの心温まるエール、そして関係者のみなさまのご協力を心より感謝申し上げたい。
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by diamondquality | 2013-03-17 11:25 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

Graduation

学生さんが3月15日にこの学び舎を巣立っていった。震災後、被災地で一緒にたたかってきた同志が私の手元から旅立っていった。あっという間だった。
今年のゼミ生、教え子は私が着任してはじめて受け持った学生さんたちだから余計に印象が深いものだ。

本学は個性的な卒業式で有名だ。
学位授与は舞台でひとりずつ学科長からいただき、あと教員ひとりひとりに挨拶する感動の場面が展開される。私は、卒業式に関しては、「支援してくださった方がたへのこれまでの感謝をこめて旅立つ門出で晴れ晴れしい席だ」という考えを有している。そのため、卒業式は泣かないものという考え方である。私自身の卒業式も学位授与式でも泣かなかった。また、涙は、究極的に親の死に目だけと誓っている。

でも教え子から
「先生の経営概論の講義大好きでした。毎回楽しみでした。社会人になってもPPTで振り返って活用させていただきます。」学年で1位2位の学生さんから涙声で言われ、私も泣いてしまって
「○○さん、よくがんばったね。一生懸命勉強してくれてありがとう。印象的な学生さんです。社会ででもご活躍をお祈りしています」がやっとだった。
「先生ゼミの指導ありがとうございました。手のかかる学生で申し訳ありませんでした」と涙目と涙声に感謝を示されると、
「本当に卒業論文完了できるか心配させたわ」
「一番、就職で心配した学生さんだったんだよ。」ともらい泣きのオンパレードだった。
震災後一緒に学んだ君たち、被災地の復興のためにがんばってほしい。
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by diamondquality | 2013-03-16 13:22 | Accounting Education | Trackback | Comments(0)

I am satisfied with the program!

本日は、ほぼ学会のプログラムが決定した。
残すは、あとおふたりのコメンテータのお返事待ちだけだ。
自由論題の演者すべて満足している。学会の著名な研究者に打診してみると、スケジュールが合わない場合を除いてご快諾いただけたのだ。舞台監督冥利に尽きるといえる。
これまで、私は学会では自由論題を報告するだけであったのだが、今回は、準備委員長を拝命して、演者を決定し、依頼していく担当を仰せつかった。不思議だ。平会員(今でもそうであるが)のときは、これまで演者はどうやって決まっていくのだろうか、なぜ私の専門の近い方がコメンテータを引き受けてくださったのだろうかとかとその過程については不思議に思っていたのが正直なところだ。こうやって自分でやってみて主催者側で決めていっていたのだなとわかった。私の報告内容を吟味してコメンテータを依頼してくださっていたと思うとあらためて頭が下がる思いだ。

今回のキャスティングは非常に満足している。私がプログラムを受け取っても行ってみたい、聞いてみたい報告者、討論者ばかりである。
充実した自由論題セッションになることが予想でき、参加者もたくさんになることであろう。嬉しがこみ上げる。学会の発展に寄与していると思うと、ドーパミンが分泌されていくのがわかる。

映画を撮り終えて、宣伝のための舞台挨拶が設定されていたとするなら、そうした舞台挨拶に出てもとてもさわやかな気持ちで登壇し、執行部、演者のかたがたに感謝の気持ちでいっぱいであると述べていたことであろう。
みなさま、ご登壇ありがとうございます。
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by diamondquality | 2013-03-15 21:30 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

Am I a general producer?

学会の準備がたけなわである。
舞台の、監督のようである。
自分が納得のいく舞台にするため、演者を決めていく。
舞台監督の気持ちがわかるような気がしている。こちらが依頼したい人が必ずしも引き受けてくれるとは限らない。日程的、内容的、そして私にたいする気遣い等等。。。
でもね、私のこれまでの短い学会活動において、司会、コメンテータ、質問者などをしてくださった先生方が、労いの言葉とともに、お引き受けしてくださっているのだ。ありがたい。
自分の思い描いた演者がでてくださるというご快諾のメールを受け取った瞬間は、いつも万歳だ。
今回のフィナーレかつ見せ場は、思い描いた演者で彩れることになった。
他がまだ決まっていないが、ゆっくり待とう。
舞台のお客の入りは役者で決まる。
最後のカーテンコールに演者の名前がでてくる。そしてラストに総合producerの名前。本当に縁の下の力持ち的存在だということがわかった。

今週、研究はぜんぜんすすまなかったが、明日やるつもりだ。締め切りが控えているのだ。学会の準備に集中するときは集中する。研究するときは研究する。めりはりつけて前向きに。
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by diamondquality | 2013-03-14 21:47 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

March 11, 2013

 今日は、東日本大震災後2年目の日だった。2時46分、研究室で起立して黙祷をささげた。
私は2年前はまず、C大学の学生さんの電話で朝5時46分、日本が大変になっていることを知り、後は映像で震災のことをみた。そのときの日記は、記してある。http://diaquality.exblog.jp/13180226/
まず、日本の実家、そして恩師に電話して無事を確認した。
その恩師は、震災後亡くなってしまった。私の被災地への着任を心配しながら見届けて天国に行ってしまった。そのときの恩師の声を今でも鮮明に覚えている。
「Dさん、大丈夫ですか。今あなたの赴任する大学がニュースになっていますよ。」
「Dさん、まだ米国にいてよかった」
と逆に心配してくださった。その恩師は今はもういない。でも、天国で被災地で奮闘する私を
見守ってくれていると確信する。

 そのあとは、私は私にできることとして日本支援コンサートを主催するため走り回った。その様子も日記に書きとめてある。
http://diaquality.exblog.jp/13330868/
あれから2年、私はその被災地に着任し、こうして震災をテーマにした学会の準備委員長を仰せつかってすすめている。私はこの学会は私の使命だと思っている。学会のみなさんに暖かな学会だったねって言っていただけたら本望だ。 
先生、D学会、先生が米国から日本に醸成させてこられた実証研究の学会ーその学会の発展のために私はきっとがんばってやり遂げます。見守ってくださいね。
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by diamondquality | 2013-03-11 23:08 | Accounting Education | Trackback | Comments(0)