Interview by a newspaper company

本日、朝9時に某新聞社さんから記事についての有識者としてのコメントがほしいということでインタビューを受けた。16日(日)の朝刊に掲載していただいた。
以下は、その回答だ。記事に対するコメントの元文書をアップしておきたい。

○○任意団体での会計不正に対するコメント

○○任意団体での会計不正について、なぜ当該不正が起こったのか、そして今後のこのような不正を阻止するためにはどのようにしたらよいのかについてコメントさせていただきます。

不正の原因Cressy(1953)の「不正のトライアングル」という理論があります。不正は、動機、機会、正当化の3つが同時に発生した場合に必ず不正が発生するという理論です。この場合は、一人の人が組織の経理を担当しているという職務分掌がなされていないという内部統制の不備が「機会」、本人の私利私欲という「動機」、「長年、地域のことを思ってきた」とこの着服を正当化しているという「正当化」の3つがあり、不正が発生したと思われます。

再発防止策:不正のトライアングルの「機会」を防止するために、営利企業では内部統制の整備は経営者の責任でありますが、非営利組織にはまだ内部統制の規定がないので、今後は、経理担当者を二人にして、すなわち、仕入れと現金管理をそれぞれ別の人が担当する、職務分掌を徹底して不正が発生する機会を阻止することが重要と思われます。

また、経理は、営利組織でいう貸借対照表および損益計算書、非営利組織でいう貸借対照表、事業収支報告書を作成したほうがよろしいかと思います。任意団体といえでも、資金を徴収している以上、お金に使い道等を報告書(いわゆる財務諸表)でもって説明する、「説明責任」を果たす必要があります。

さらに、経理が作成した報告書を監事が監査することでガバナンスを機能させることも大切です。非営利組織では、三様監査と言われる、内部監査、監事監査、公認会計士による監査が実施されていますが、法人化されていない任意団体の場合、そこまでするのは難しいと思われますが、経理が作成した貸借対照表、事業収支報告書を監事が監査する、ここまでは任意団体でなされなければならないと思います。当該団体は任意団体で、法律で報告書(財務諸表)のディスクロージャーが義務付けられているわけではありませんが、会計の知識のある監事職(外部の第3者)を置き、取引と証票の裏付けチェックをしてもらい、ガバナンスを機能させる必要があります。

結論としては、不正の発生を阻止するためには、職務分掌などクラブ内の内部統制を整備し、監事による監査を実施してガバナンスを機能させることに尽きると思われます。



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# by diamondquality | 2018-09-15 15:55 | Trackback | Comments(0)

My first independent presentation completed!

I am happy to inform you that I presented my own paper.
My paper has been accpeted by the conference.
I have finished revising my paper following the comments by the discussant.
I really appreciate her precous comments!

米国学会で報告した研究論文を討論者が細かく手を入れてくれ、そのコメントに依拠して修正していました。11日から13日までほぼ丸3日かかって完成させました。ふー。
でも、こんなに細かくみてくれた討論者ははじめてです。編集者のような方でした。
とても幸運でした。これでどこかの雑誌に投稿しようと思います。

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# by diamondquality | 2018-08-14 09:54 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

Why is the distinction so important?

昨日のブログでは、人が実務家と研究者に識別されることを示した。それではなぜ人はその識別が必要なのか。特に配偶者選択にはその識別が重要である。それは、相手が重要だと考えていることに対して敬意を払ったり、支援したりすることができるかにつながるからである。


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# by diamondquality | 2018-08-12 07:16 | Private | Trackback | Comments(0)

Are you a practitioner or researcher?

 私は、23歳のときに、現在の職業を目標とする意思決定をした。このことは、拙ブログでも示した。この意思決定のときに、表題について思いを馳せたわけではないが、今から考えると、私は、実務家から研究者への転身を決心したと思える。
 私は、某専門職大学院に奉職したときに、この世は実務家と研究者に分けられることを発見したのだった。音楽家も、研究者の一人だ。主婦、主夫は実務家である。小説家は研究者だ。俳優も研究者だ。役人は実務家、会計士も実務家だ。創業者CEOは、研究者だ。多くの人々は、自分が実務家であるか研究者であるかを意識せずに暮らしている。また、配偶者選びも、この実務家あるいは研究者も意識していない人が多い。実は、私自身も意識していない人の一人だった。
 この自己が研究者か実務家のどちらであるのか、アイデンティティの模索もさることながら、配偶者が研究者か実務家のどちらであるかは、自己の今後の人生に大きな影響を与えるのだ。そのため、自己の職業選択だけではなく、配偶者やパートナーになろうとしている相手が、実務家か研究者であるのかを意識して婚姻することが重要である。
 さて、この区別はどうやって行うのか?それは、毎日の業務が消耗されない、実施した仕事およびその蓄積が、次への仕事への肥やしとなるかどうかで判断する。また、このプロセスが体系化、すなわち理論づけられていることも必須となる。すなわち、目の前の仕事が次の仕事へつながる、理論づけられ、体系化された業務を職業とする人が研究者だ。

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# by diamondquality | 2018-08-12 07:07 | Private | Trackback | Comments(0)

憂い

 米国会計学会は年々に地味になっています。監査法人などのスポンサーが緊縮財政をしているのかもしれません。学会への日本人研究者参加数も、年々減ってきているような印象があります。研究力の低下、日本の英語教育失敗、日本の大学教員の多忙さ、研究費削減などの要因が、現在の日本人研究者の参加数の減少につながっていると思われます。また、国際学会に受理されて報告することにメリットがあると日本人研究者は考えなくなっているのではないでしょうか。日本人研究者にインセンティブを如何にもたせるか、文科省は考えていただきたいです。現在、自分の研究を世界へ発信する、個人的な思いに依存しているのにすぎない。国際学会で何度も報告したって、評価に結び付かないのなら、がんばるよりも、人間関係を一生懸命に緊密にしたほうがいいと考えてしまいます。でも、私は、自分のために、人類のため、研究を世界へ発信しつづけます。少しずつだけど、「先生は、○○会計のパイオニアだから」と学会関係者に言われ始めています。そうです。あきらめたらそこでおしまいだからです。
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# by diamondquality | 2018-08-09 09:40 | Accounting Research | Trackback | Comments(0)

This diary is prepared by a female researcher who wants to communicate to the world.....


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